私にとって、会社は地獄でした・・・
やがて社会人になると、嫌でも人と会わなければいけなくなりました。
毎日がストレスとプレッシャーの連続で、精神的にかなり追い込まれていました。
その当時は営業職だったので、お得意先のお客様に会うこともしょっちゅうありました。
そこで困るのは、ニオイのせいでお客様に堂々とセールストークができないことです。
「お客様に臭っていたらどうしよう」そんな思いが頭から離れず、セールスに集中することすらできません。
ニオイのせいで、交渉が破談になってしまったケースもあるくらいです。
しかも人間の体というのは、相当のストレスがかかると、さらに強烈なニオイを発するようになります。
会社では、隣のデスクに座っている女性にニオイが気づかれないか心配でしたし、窓を閉め切ったオフィスでは「ニオイがバレたらどうしよう」と思ったものです。
オフィスの隅で女性たちがヒソヒソ話をしていると、「俺のニオイのことを噂してるんじゃないか?」と気になって仕方ありません。
エレベーターや満員電車の中でも、ニオイというプレッシャーが私に襲いかかってきました。